獣医師の仕事

畜産関係

臨床業務(開業?動物病院?)

犬や猫などの小動物臨床と同様、牛や馬などの家畜の病気を治療しています。

動物が大きいだけに病院に動物を連れてくるのではなく、獣医師の先生が直接農家に出向き往診の形で投薬や手術などの診療を行います。

北海道や九州などの畜産県に比べると数は少ないですが、大阪府でも大動物臨床で活躍されている先生がいらっしゃいます。

公務員

畜産分野の公務員の仕事には大きく分けて国家公務員(農林水産省)と地方公務員(都道府県)があります。

国家公務員の職場として代表的なのが動物検疫所です。

動物検疫所とは家畜(牛・馬・豚・鶏・羊・山羊・みつばちなど)を始め、ペットなどの動物や畜産物を外国から持ち込む時に、日本国内に動物の病気(家畜伝染病)を持ち込まないために検疫を行っています。
動物検疫所は日本国内に設置されており、大阪府内には関西空港支所と神戸支所の大阪出張所があります。

地方公務員の代表的な職場としては家畜保健衛生所があります。
家畜保健衛生所は全都道府県に設置されており、管内の畜産農家が安全な畜産物を生産するために、衛生指導や家畜伝染病の各種検査などを行っています。これらに加え最近はBSEや高病原性鳥インフルエンザを始めとした動物由来感染症に関する仕事も行っています。

大阪府家畜保健衛生所のリンク